今月8日、宮崎県沖を震源とする最大震度6弱の地震が発生しました。気象庁は「南海トラフ臨時情報」を出し地震への注意を呼び掛けています。
しかし、ネット上では「未来人の予言だと2024年に起きる」だとか「8月14日に南海トラフの巨大地震がやってくるとか色んな説が飛び交っています。
だからと言って、それらの情報は本当に正しいとは限りません。特に「未来人の予言」とかは信ぴょう性がありません。
そこで、今回は災害の時に信頼できる情報源について解説していこうと思います。
そもそも南海トラフとは?
そもそも南海トラフって何なのかという話です。「名前だけは聞いたことがある」という方が殆どかもしれないので少し触れておきます。
南海トラフ地震は、日本の太平洋沿岸で発生する可能性が高い巨大地震の一つです。南海トラフとは、紀伊半島から四国・九州沖にかけて広がる海溝のことで、この地域ではフィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでいます。このプレート境界でエネルギーが蓄積され、やがて大規模な地震を引き起こすとされています。
引用:気象庁ウェブサイトより
災害時に信頼できる情報源
災害時には、ネットなので色んな情報が飛びかりカオスなる可能性が極めて高いです。中には真偽の分からないものや、ガチのフェイクニュースもあります。
そこで、ここでは災害時に信用できるメディアを集めてみました。
- 防災アプリ(NERV防災等)
- NHK
- 気象庁
- 地方自治体公式SNS
- 日本政府
大体まとめると上記の通りになります。
特に、最初の2つ(NERV防災・NHK)は爆速かつ長時間にわたる情報提供をしているので、とても安心できます。
間違えても、X等の公式マークがついていないSNSでの情報収集はやめましょう。過去には、フェイクニュースがきっかけで大騒動に発展し、投稿者が逮捕された事例もあります。
災害時のSNSで起きた事件
ここでは、過去の災害発生時にSNSで起きた事件を一件紹介します。
熊本地震ライオン脱走フェイクニュース事件
この事件は、2016年の熊本地震の時に「動物園からライオンが逃げ出した!!」という内容をTwitter(現X)に市街地を歩くライオンの画像を添えて投稿し大騒動になった事件です。
この投稿は瞬く間に広がり、1万7000回以上リツイートされ動物園にはライオンに関する100件以上の問い合わせが来るという大騒ぎになりました。しかし、地方自治体やマスメディアが事実無根として投稿を打ち消しました。
大騒動になったものの実際には、投稿に添えられていた画像は映画のシーンだった事が判明しました。これにより、この投稿をした神奈川県に住む当時20代の男が偽計業務妨害の容疑で逮捕されました。
まとめ
今回は、災害時のデマやフェイクニュースについて取り上げました。
しかし、災害時のこのような現象は今に始まった話ではなく約100年前に起きた関東大震災でもデマが拡散し、結果的に差別などの人権問題にまで発展したこともありました。
皆さんは、ネットの情報を鵜呑みにせず信頼できる情報源から情報収集をしましょう。
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